15/08/23-25 日本赤十字救急法講習会

赤十字救急法救急員の認定書が届きました

DSC_3438-2

無事に合格したようです♪
あんなに長々と書いて落ちてたら笑いものになるところでした。
ちょっとホッとしました。

日本赤十字救急法講習会3 筆記試験編

88f1d0bb.jpg


写真は、筆記試験とは全く関係ありません。(笑)

筆記試験は、大問4。
合格は80点以上になります。

問1は、2点×20問の計40点
文章(10文各2)の空欄を、下の語群より選んでいきます。
ダミーもいくつかあります。
しかし、ほとんどは「明らかにこれしか入らない」ものばかりで、ダミーも特定の文章を狙い撃っています。
仮にそこに引っかかっても失点は2or4点ですので、分からなくても気にしないことです。

問2は、1点×10問の計10点
文章を読んで、それぞれ○×を選択していくだけです。

問3は、4点×10問の計40点
記述問題なので、配点は高めです。
熱中症への対処法を3つ、熱傷への対処法を3つ、搬送の注意点を2つ、赤十字のやっている事業2つの合計で10問。
それぞれ、複数の答えの中から2・3個を答える形になるので、例えば赤十字の事業などは自分の覚えやすいもの3個覚えておく等の対応をした方が良いでしょう。
ただ、熱傷の対処法などは「冷やす」だけではダメと事前に言われています。
「痛みが無くなるまで冷やす」や「水道水や冷たい水で冷やす」など、具体的に文章で答えることが求められます。
赤十字の事業だけは単語で答えられるので気楽です。

問4は、2点×5問の計10点
5つの問題の答えを、下の5つの語群から記号で答えます。
ダミーは無いので、不安がある場合には、明らかなものから順番に埋めていけば答えやすいでしょう。


教本はそれなりの量があるのですが、出題ポイントは事前に教えて頂けます。
覚えることについては、下にまとめました。

一応は、常に受験に携わっているものとしての意見です。
まず、この試験は合格者数が決まっていて、順位をつける受験ではありません。
つまりは、自分の知識量のみが問われる、自分との戦いです。
また、落とすことが目的ではなく、受からせることを目的とした受験なので、小難しい引っかけなどはありません。
事前に教えて頂いたポイントをよく読み込んで行動原理を理解すれば、記述も選択も問題を見れば対応できると思います。

行動原理とは、
例えば、赤十字救急法救助員に求められる能力は、ザックリ言ってしまえば「観察」と「判断」です。
傷病者を発見したときに、すぐ駆けよれば、自分も巻き込まれる可能性があります。
そのための「観察」と「判断」。
そして、傷病者への対応も、呼吸・出血・骨折の有無などの「観察」とそれに対する「判断」であり、正しく救命するための「知識」ということが求められているのだと思います。
自分と傷病者(さらには協力者)の命を守ることが、行動原理にあるのだとおもいますし、それが理解できれば、やることが決まってくると思います。

別に例を挙げるなら、熱中症なら傷病者の体温を下げることが行動原理で、そのために、涼しいところや日陰に連れていき、汗をかかせるために飲み物を与え、全身の血液の循環を促すために足を上げて寝かせるなどになるのでしょう。

そういうことを理解していれば、記述試験でも答えられます。
逆に言えば、理解しないままに単語だけを暗記しても答えにくいと思います。
また、点を取るためには常に緊張等のイレギュラーを想定するのは、どんな試験でも同じ。
緊張していると、消しゴムを落とした、シャーペンの芯が無くなった程度のことでも「飛んで」しまって答えられなくなることもあります。
そのときにも、行動原理を思い出せれば、気持ちを取り戻すことができます。
単語という「点」で覚えるのではなく、せめて「ページ」という「面」で覚えると良いと思います。



<まとめメモ>

赤十字救急法救急員とは
赤十字の使命を理解し、事故の防止に努めるとともに、けが人や急病人に対して赤十字救急法を実践する知識と技術を有していることを日本赤十字社が認定した人に与える資格

赤十字救急法救急員に求められる能力
(1)正しい観察と判断を行える能力
①周囲の観察と二次事故防止のための判断
・直ちに119番通報します
・急いで医療機関に搬送します
・出来るだけ早く医師の診察を受けさせます
・必ず医師の診断を受けさせます
②傷病者の観察と傷病にあわせた手当の判断
(2)リーダーシップ

心臓発作の手当について
119番通報する
意識があるときは座った姿勢で深呼吸
原則として飲食物は与えない
全身を保温し観察を継続する

脳卒中の症状
突然のしびれや脱力
会話不能
歩行困難
めまい
激しい頭痛など

熱中症
(症状)
「熱痙攣」「熱疲労」「熱失神」の3種類
(対処法)
風通しが良い日陰か冷房の効いたところに運び、衣類を緩めて楽にする。
顔面が蒼白で脈が弱い時は足を高くする。
意識があり、吐き気、嘔吐がなければ水分補給をさせる。

食中毒
腹痛、嘔吐、下痢で始まり、熱が出る
ボツリヌス菌中毒では、眼球・喉、食道の筋肉痙攣などの神経系の症状→物が2つに見える、飲み込むこと、呼吸ができない

きず
出血、傷み、細菌感染(化膿)の可能性
開放性の傷は、切り傷、刺し傷、擦り傷
非開放性の傷は、軽度の熱傷、打撲、捻挫、骨折、凍傷

骨折
(症状)
腫れ、変形、皮膚の変色、その部分に触った場合の激痛
(対処法)
全身及び患部を安静にする。
患部を固定する。
患部を高くする。
保温する。

熱傷
(対処法)
冷たい水、水道水で痛みが取れるまで冷やす。
直接患部に当てない
水疱は潰さず、消毒した布か洗濯した布で覆い、その上から冷やす。
手足の熱傷は患部を高くする。
薬は塗らない

保護ガーゼの効果
圧迫による止血
血液や分泌物の吸収
感染防止
苦痛の軽減

包帯の目的
きずに当てた保護ガーゼの支持固定
副子の固定
手や腕を吊る
強く巻くことによる止血

骨折の固定
骨折部の上下の関節を含める十分な長さ、強さ、幅を持つものが有効

搬送の注意事項
運ぶときには動揺を与えない
終わるまで傷病者の観察を続ける
2人以上のときには指揮者を決める

搬送の準備
傷病者の手当ては完了したか
傷病者をどんな体位で運ぶか
保温は適切か
経路の確認
各人の役割分担の再確認

赤十字のやっている事業
血液事業
看護士等養成
社会福祉事業
医療事業
災害救護活動
国際活動
赤十字ボランティアの育成

災害被害を軽減する国民運動
政府や地方公共団体による公助から、個人の自覚に根差した自助、身近な地域コミュニティなどによる共助→社会の様々な主体の連携→減災
個人・家庭・地域・企業・団体が日常的に減災のための国民運動を展開→災害の被害を軽減


余談ですが、2日目の最後に、実技・筆記試験に対しての出題範囲についてのまとめを行ってくれます。
私は、付箋を持参し、ベタベタと貼り付けてメモを入れています。
人それぞれにやり方はあると思いますが、参考までに。
上にまとめメモを載せましたが、やっぱりテキストをきちんと理解することが一番だと思います。

日本赤十字救急法講習会2 実技編

7a9d2a8c.jpg


最初に書いておきますが、これは自分が受講しての感想であり、そのときの対処法です。
赤十字的にそれが正しくないこともあると思います。
また、これは2015年8月の段階の話であり、今年はガイドラインの変更があるということもあって、用語等が変わってくる可能性もあると思います。
ご了承ください。

3日目の午後より、実技検定と記述試験があります。
ここでは、実技である、出血時の止血法、三角巾による包帯法、同じく三角巾による骨折時の固定法の3点について書きます。
実技検定では、止血法3問と包帯法3問と固定法1問だったように記憶しています。
最初に、それぞれが何問出題されるか、配点と減点について説明されます。
午前中に行った模擬訓練で、運悪く心臓マッサージを10分くらいやる羽目になってしまい、かなりダメージがあって最初の説明の記憶が飛んでしまいっています。
覚えているのは、本結びの端の処理を怠るとマイナス1点だけ覚えています。(苦笑)

●止血法については、直接圧迫止血1問と間接圧迫止血2問。
・直接圧迫止血
実際にスキーのエッジでザックリと親指の側面を切ってしまい、9針縫ったのですが、119番をしたときに指示された方法でもあります。
赤十字より、三角巾2枚とガーゼ2枚の入った袋をもらうのですが、その中に入っているガーゼなんかでは全く足りません。
親指の側面という小さな部分ですが、手ぬぐい2枚がびっしょりになりました。
ということで、私はバディの止血部分に三角巾を当てました。(赤十字がどう判断するかは分かりませんが、三角巾にはそのような使い方もあります)
試験の際は「右上腕内側」「左前腕外側」等の指示があります。

【直接圧迫止血のポイント】
①患者の血を直接触ることが無いように手袋かビニール袋ごしに行う。
下から持ち上げるように、手のひら全体を使って圧迫
③試験では腕の前腕・上腕のどちらかなので、心臓より上に患部を持ち上げる
片膝立ちの姿勢をとる
を押さえておけば大丈夫です。

・間接圧迫止血
腕に関してはいくつかの止血点があるので、患部に一番近く心臓側の止血点を押さえることがポイントです。
片手で止血点を押さえ、もう一方で脈をとります。
試験では、監督官が脈が止まっているかを1人1人確認しに来ます。
【間接圧迫止血(腕)のポイント】
①基本的に片膝立ち
②止血は親指の第1関節までで押さえるのではなく、親指全体を使うイメージ。
③血管をキチンと内部の骨に押し付けて圧迫・止血をする。
【裏ワザ】
バディの手の左右の脈の位置をしっかりと覚えておきましょう。
自分で探して、相手に伝えた方が、後々の自分の役にも立つと思います。

足に関しては、足の付け根しか止血点がありませんので、そこを押さえるだけです。
脈は足の裏にあるので、救護者が脈をとることはできません。
監督官は、足の裏の脈で止血の確認をします。
【間接圧迫止血(足)のポイント】
①傷病者は倒れていますので、患部の反対側に顔が見えるように片膝立ちで立ちます。(出来るだけ平行)
②片膝は、傷病者側の足を引く。(患者側の足の膝をつける)←体重を掛けやすい姿勢になる
手の平の付け根を止血点に当てて、身体の重心を移動して垂直に押すことによって体重で止血点を押さえる。(腕力で押さえようとすると救助者の体力が消耗する)
【裏ワザ】
止血点を押さえても、確認がしにくいので、バディに止血された時の感覚を覚えてもらい、協力してもらうことが必要。

●包帯法3問
かなりの種類の中から出ますので、個々に例を挙げるのはやめておきます。
三角巾1枚を使うときには1分30秒以内、2枚を使うときには2分30秒以内という制限時間があります。
巻いた時の皺や張り、結び目の処理まで見られます。
【包帯法のポイント】
①その形を作るのではなく、患部に当てたガーゼを押さえるための包帯法の型であるという意識を持ちましょう。
②本結びは、結びと同時に解きも見られます。(私のときは緩かったですが、妻のときは厳しかったようです)
③結び目は、i)患部を避ける ii)原則として前側(あとで傷病者を寝かせることを考えて)
④末端は折り込みますが、時間が足りない場合には折込の減点は1点なので最後にしましょうという監督官からのアドバイスがありました。ともかく型を作ることが優先です。
⑤結び終わった後に、三角巾の辺の部分を巻き込んで、しっかりとテンションを作ることも重要です。(ガーゼを押さえることが目的という観点から)
【裏ワザ】
①30数年前と変わらず、三角巾はのちのちの仕上がりを考えたら折りが重要です。
1日目に頂いた三角巾は、洗濯をして糊を早く抜いた方が扱いやすくなります。
たたみ三角巾を手早く作ることを考え、頂角(90度部分)からの垂直二等分線に折り目を付けた方が楽です。(三角巾の折り方通りにすれば、折り目が付きます)
実技のときには、たたみ三角巾に掛ける時間は他の方よりも数秒多く時間を掛けました。しかし、しっかりとしたたたみ三角巾を作れば、後の作業は手早くできます。
三角の頂点部分が飛び出てしまうと、それだけで言われます。飛び出させないようにたたみ三角巾を作りましょう。
子供の頃に散々練習したからですが、三角巾1枚の包帯法では1分弱、2枚でも1分30秒強で完成させるので、周りの人は驚いていましたが、それにはたたみ三角巾をきっちり作ったからです。
私のバディは、最初は規定時間を越えていたのですが、私のやり方をしっかり見ていたようで、試験では1分強、2分弱くらいで完成させるほど早くなっていました。
②本結びは、解きも見られます。片側を引っ張って、結び目が抜けることを見られます。ところが、実際には上手くいかない場合もあります。そのときには、もう1方を引くと、最初で結び目が緩くなっているので規定通りの解き方ができます。

●固定法1問
固定法については、私たちは鎖骨の固定と足のアキレス腱の固定の2種類しかやらなかったので、それが出題範囲。
妻のときにはアキレス腱の方も出たようですが、私たちのときには私にもバディにも鎖骨の固定しか出ませんでした。
三角巾2枚は、それだけでアドレナリンが出てしまうので、みなさん苦戦しています。
1度混乱してしまうと時間が押してくるのでリカバリーも難しく、諦めた方も何人かいました。
【固定法(鎖骨)のポイント】
①たぶんいろいろな観点があると思いますが、私は胸への三角巾の当て方がすべてだと思っています。
例えば左鎖骨を折った場合には、左手を右の鎖骨の方で固定しますので、左ひじに堅結び(コブ)をつくるので頂点を持ってきて、残り底角の1辺を左手で押さえてもらうようにすると最初の型ができます。
【裏ワザ】
手を吊るす時に、30数年前には最初に頂角にコブを作り、そこに出来た袋部分ををひじに掛けるようにしていました。
年配の指導員に聞いたところ、「そのようなやり方もある」と、たいへん苦しそうな返答でした。
「赤十字ではこの方法を推奨しているので、この方法で教える」とも言っていました。(笑)
赤十字で習う方法では、吊るしが完成してから頂角に堅結びをつくるために、堅結びが作れずに抜けて、最初からやり直してタイムオーバーとなっている例もありました。
赤十字として減点対象になるのかは不明ですが、私は胸に三角巾を当てて形を作ったら、赤十字では次の手順である「下に垂れ下ったもう1つの底角を脇の下に入れる」の前に、ひじの部分にコブを作っています。
ただし、上腕の長さに個人差があるため、その調節もかねてコブがあとになったと思われるので、先にコブを作る場合にはバディ(傷病者)の体格を考えた判断が必要だと思います。 

日本赤十字救急法講習会1

DSC_3427

金土日の3日間、日本赤十字救急法救助員の講習会に参加していました。
もともと、ボーイスカウトで小中学生の頃(35年以上前!)に教わっていて、去年妻が受けたときに久しぶりに三角巾を触ったのですが、かなり覚えていました。
概ねできるので、参加するつもりは全くなかったのですが、「資格というのは、人に自分を知ってもらうのに分かりやすい」といわれ、それはいろいろと痛感している部分もあるので、渋々参加しました。

塾を経営していた時には、あえて自分の世界に籠って仕事をしていたので、AEDが自動車教習の一環でやっていることなども知らず、基礎講習が始まってみて、AEDに触ったことが無いのが私の他に1名しかいないことで、取り残されていることを知りました。
あと、座学中心ではなく、実戦訓練中心だったので、自分が救助する側、される側になれるのも良かったと思います。

3日間の日程は、1日目はそれでも座学が多かったとあとから思うほど、2日目、3日目になるほどハードでした。
新しいのはAEDだけでなく、人工呼吸も変わっていました。
うつ伏せにして行う人工呼吸は無くなり、ともかく「胸骨圧迫」。
指導員の中には自衛隊の方もいらっしゃったのですが、極端な話、口から息を吹き込むことをしなくても良いくらい(実際、出来ない場合も多いそうです)に「胸骨圧迫」によって心臓を動かして、全身に酸素を送ることが第1次救命には重要との話しでした。
しかし、大きく違うのはそれくらいまでで、あとは結構気楽に過去のおさらいをするだけだったので楽ちんでした♪

アウトドアに居ることも多いので、救急法救助員講習会は、スキー・スノーボードをやられる方は、一度受けてみると良いと思います。

後々の方々のためにも、実技と筆記試験について、2・3とまとめていこうと思います。 
記事検索
タグ絞り込み検索
カテゴリー
タグクラウド
QRコード
QRコード
livedoor 天気